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何気なく国道452号線を走っていたときでした。
視界には畑と道だけしかない風景に…チラッと右手にガラスをはめ込んだ看板が・・・

思わず気になってしまったので先の脇道でUターンして再確認。
やはりガラス工芸と書いてある・・・ってことは工房?・・・どこ?もしかしてあの家?。

p1

車一台通る細道の奥まった位置に一軒の古びた家が・・・本当に工房なのかな?

『あの~ごめんくださ~い』
『ごめんくださ~い』

奥から『は~い・・・アァ・・・そのまま入っちゃって~』

p2

これが私がガラス作家安田 敏行氏とお会いした最初の出会い。
後ろに髪を束ねベレー帽をかぶった人のよさそうなお方が何やら奥で作業中であった。『今、仕事片付けるから適当に中入って見てくださ~い』

p4

固く透明なガラスであっても柔らかい絹を巻きつけたような雰囲気に。
安田さんの手が加わるとガラスがこんなにもやわらかな雰囲気に変化します!すごいですね。

 

安田 敏行氏とは?

35歳になってからガラス作りを覚え、1950年生まれの目下63歳。
二十歳ぐらいからあちこち旅をしながら、時にはアルバイトで暮らし…見習いで働き・・・また、旅に出る。
自分の進みたい道に進んで生きる自由奔放な安田さん。
壊れかけ、傾いた農家を買い取って、3年掛かって自分で修復し、窯も作りあげました。
未だにあっちこっち修復中だそうです・・・
なるほど・・・奥に入ると大工工具が万全に備えられていま

p5

『いゃ~、今ね~今年用のガラス壷にとっかえているところでさ~』
壷を変えるって?・・・
窯は一旦火を止めると中のガラスが固まってしまい、再使用はできないとのこと。
だから、冬の間は雪に閉ざされ、誰も来ないので火を止めてしまう。

p6

安田 敏行氏は春に窯の交換工事をし、夏の観光シーズンから秋に掛けて集中して作品を作り・・・
雪が積もる11月から4月までは工房を離れ、愛用のトラックに乗って日本中を働きながら旅している。
ガラス技術も35歳から。
最初の何年間はガラス工場で働いた…
工場では毎日同じものを幾つも幾つも作っていた・・・。
ある日、自分の好きなものだけを作りたくなってやめた。

・・・こつこつとお金を貯めて、有りったけのお金でここの農家を買い、3年かけてやっと2007年にこの工房をオープンしました。

家も窯も全てが手作り・・・すべて一人作業・・・時間が掛かったのもうなづけます。

p7

『長い間、旅しながらもアルバイトで大工やいろんな仕事もしたからね~、そうだね~みよう見真似で家も出来たよ。鉄骨も使うから溶接道具も要るけどね~』

作品について

『僕は色を付けるのはあまり好きじゃないんだ~・・・ガラスそのものは透明が一番美しいし、ごまかしは利かないからね』
『色を付けるならブルーしか興味がないね~』そういえば見渡しても作品にも透明かブルーしかない。
『いゃ~、自分のスタイルって言うかデザインって言うか、高くても俺のがいいって買ってくれる人が好きだァ~』
筆者もついつい何個かのコップとピッチャーを手にしていました(笑)
持ちやすいので普段の生活でも大活躍しそうですね。

 


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